一つの不動産を複数の人が所有している時に、それぞれの人がその不動産について持っている所有権の割合のことをさします。
例えば親が亡くなり、3人の子供が親の不動産を相続した場合、子供3人は各自3分の1ずつ親の不動産を所有することになります。

• 共有不動産とは？
  一つの不動産を複数の人が名義人（所有者）として持ち合っている状態のことをいいます。
  主に相続によるものや、夫婦で資金を出し合い不動産を購入した場合などにより、共有名義で登記されているケースが多いです。
• 持分とは？
  共有不動産において、自分が持っている所有権の割合の事をいいます。
  例えば3,000万円の不動産を夫婦で1,500万円ずつ資金を出し合ったので、持分も半々の2分の1ずつにするといったケースです。

意外と知らない方も多いと思いますが、そもそも自身の持分は売却をする事が可能です。
自身だけではなく、各共有者も、他の共有者の承諾や同意がなくともご自身の持分に関しては自由に売却を行うことが法律上認められているのです。
例えば、相続により3分の1だけ不動産の持分を取得した場合、自分の3分の1だけを売却して現金化する事が可能なのです。

共有不動産の自分の持分をできるだけ高く売りたいというご希望の場合は、当社では原則として仲介に従事し、第三者に購入をして頂きます。

当社では全国において持分を専門に、よりよい条件にて購入していただけるネットワークがありますので、一番条件のよい会社、または一般の方に売却することが可能です。
この場合、よりよい条件を出すために、少しお時間をいただいております。

どうしても早く売りたい、または、いついつまでには売りたいというお急ぎの事情がある場合は、当社で買い取る事も可能です。（過去の実績では最短3日で買い取りをさせていただいております）
競売を申し立てられている場合や、差押えがされている場合でも、当社が全て窓口となり、交渉・手続きをしますので、お客様に負担がかからないよう進めて行くことが可能です。

共有名義・持分に関し、当社でご相談をよく受けるケースは下記の内容が多いです。

• 相続で取得したが住むわけでもないので現金化したい
• 取得はしたが固定資産税を払っているだけなのでマイナスでしかない
• 他の共有者と意見が合わない、もしくは揉めている
• 離婚により自分の持分だけ売却したい
• 経済事情からどうしても早く現金化したい
• 他の共有者と音信が不通

上記のようなケースがよくあるご相談なのですが、当社がご相談をいただいている中で感じるのは、ほとんどが揉め事に発展してしまった後でのご相談が多いという事です。

共有不動産の場合、他の共有者のそのほとんどが家族や身内なので、それがゆえに話がまとまらないといった状況が多いのが事実です。
特にこの共有不動産・持分の解決に関しては知識と経験に加えて、調整力までもが必要となってきますので、実績がないと解決をすることは非常に難しいのです。

ご自身の持分のみでリースバックを行う事も可能です。
これは非常に特殊な解決方法で、当社を含め、この解決方法を行える専門家はほとんどいないのではないでしょうか。