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奈良市のマンション任意売却事例

2020.01.24

皆さん、こんにちは

今回は、奈良県奈良市のマンションにお住いのFさんからのご相談事例を、ご紹介させていただきます。

会社勤めをされていたFさんは、奥様と娘さん、息子さんの4人で、奈良市内のマンションに住んでいました。
住宅ローン、管理費、修繕積立金、固定資産税等、すべてきちんと支払いをされていましたが、今から約6年前に、部署異動になったことから、Fさん曰く「人生の歯車が狂ってしまった」そうです。

それまで、会社の技術部で設計などのお仕事をされていたそうですが、突然、お客様からの苦情を受け付ける部署に異動になりました。50歳を超えてからの異動、それも今までと全く違う仕事内容なので、戸惑うことも多く、仕事帰りにお酒を飲むことが増えてしまったそうです。

酔っぱらって家に帰り、奥様やお子さん達にイライラをぶつけるので、家族関係もギクシャクしてきてしまったそうです。Fさんも、気づいてはいたそうですが、仕事でのストレスが募り、お酒を飲むことはやめられなかったとおっしゃっていました。

奥様に暴力をふるう事もあり、ついに奥様から離婚を切り出され、約3年前に離婚が成立し、奥様と一緒にお子さん達も出ていったので、マンションには、Fさんお一人が住むことになりました。一人になったFさんは、ますますお酒を飲むようになり、仕事にも問題が出るようになってしまいました。
次第に職場にも居づらくなり、定年まで後2年でしたが、退職されたそうです。一人とはいえ、生活の為の費用はもちろん、住宅ローン等の支払いも行っていかなければなりません。仕事を探し始めるもなかなか見つからず、アルバイトで何とか生活をしていた状況でした。

貯金とアルバイトのお金でやりくりをしていたそうですが、とうとう住宅ローンの支払いが出来なくなり、弊社にメールでご相談がありました。

Fさんのご希望は、任意売却で引っ越し代がもらえればという事でした。幸い住宅ローン以外は滞納もなく、きちんと支払いを続けておられたので、全額弁済はできませんでしたが、ご希望通り、任意売却で解決が出来ました。

決済当日のFさんは、とてもスッキリした表情をされており、「アルバイトに行っている会社から、契約社員の話をもらったんです。家も任意売却出来ましたし、この歳ですが、もう一度、人生をやり直すつもりで、真面目に頑張ります」とおっしゃっていました。

私が元奥様とお子さん達の事に触れると、「実は息子から連絡があって、この間一緒に食事をしたんです。家を売却することになったこと、契約社員として働くこと等、色々と話をしました。一緒に暮らすのは無理かもしれませんが、時々は会おうと言っているんです。妻と娘は、まだ許してくれないみたいなんですが、息子を通じて、少しでも関係が改善できればと思っています。任意売却をして、本当に良かったです」と言っていただき、お手伝いをした私共も安心しましたし、嬉しかったです。

過去に戻ることは出来ませんが、前を向くきっかけを少しお手伝いできたのではないかと思います。

住宅ローンや、税金、管理費などの支払いが出来なくなるきっかけは、些細な事が多いかもしれません。傷口が小さいうちに、誰かにご相談してくださいね。
 



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