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任意売却の引越代に注意!〜引越代を70万円お渡しします⁈〜
2020.03.06
みなさんこんにちは。
今回は先日、任意売却のご相談に来られた方のお話をしたいと思います。
高額な引越代を謳い文句に依頼を受けるというよくある手口ですが、被害に遭われる方からのご相談が非常に多いので、注意喚起も踏まえてお伝えしたいと思います。
この方は、すでに他社に任意売却をご依頼されている状況で、当社へご相談に来られました。
なぜ、他社にご依頼をされているのに当社に来られたかというと、その依頼している会社の担当者から連絡がなくなって不安だからとの事でした。
すでに競売の申し立てがされており、その情報を元に依頼した会社から、任意売却の案内の手紙が自宅に届いた事がご相談されたきっかけだったとの事です。
他にも数社から任意売却の案内の手紙が届いており、依頼した会社以外にも数社に話を聞かれたみたいですが、依頼した会社が「一番内容が良かったのでお願いをした」とおっしゃられていました。
一番内容が良かったと思われた理由は、依頼した会社の担当者だけが、「当社なら引越代を70万円お渡し出来ます。70万円はお約束します」と、言ってくれたからというものでした。
当然依頼をするなら、少しでも条件がよくメリットがある方を選びたいのは当然ですし、任意売却を初めて経験される方に、任意売却の流れや引越し代の仕組みを理解する事は非常に困難ですし、依頼される方に非はありません。
ましてや、お金に困っている状況の中とあれば、誰でも少しでも多くお金をもらえる方に目がいくのは当然です。
競売の申し立てがされた昨年に依頼され、数ケ月が経過したけれど、何も進展がないまま競売の手続きだけが進行していて、担当者から連絡も無くなってきたので、居ても立っても居られなくなり当社にご相談に来られました。
当社の方で、ご相談者様の自宅が販売に出されているのかを調べましたが、どこにも販売活動が行われている形跡が見当たりませんでした。
そもそも任意売却の引越代というのは、購入者がちゃんと見つかり、債権者の同意の元、捻出が可能となるのです。
引越代の見積書や領収書等の添付をしなければならないケースが多い中、どうして引越代を約束できるのでしょうか?
「引越代に関しては〇〇万円はお渡し出来ます」という約束なんて出来ません。
今回のご相談者様は、元々ご依頼されていた会社を断り、当社で任意売却を進めるという事でご依頼を受けましたが、競売の申立てがされていて時間が無い中、販売活動や報告義務という宅建業法違反も犯し、数ケ月も放置された事に怒り心頭のようで、弁護士を通じて法的手段の準備をされています。
任意売却の引越代を初めから約束する事はできないという事を、皆さま知っておいて下さい。
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