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任意売却は必ず出来る?出来ない場合もある?

2021.01.28

任意売却は必ず出来る?出来ない場合もある?【任意売却は必ず出来るのか?出来ない場合もあるのか?そんな疑問にお答えします!】
 

みなさんこんにちは。

今回は、任意売却が必ず出来るものなのか?それとも出来ない場合もあるのか? そんな疑問にお答えしたいと思います。
ご相談をお受けする中で、「任意売却って必ず出来るのですか?出来ない場合もありますか?また、出来ない場合ってどんな理由なのですか?」という質問をよくいただきます。

結論から言うと、「任意売却は必ず出来るという訳ではありません」

では、任意売却が出来ない場合とはどんな場合なのか?
その答えは下記のような場合です。

◼️債権者(銀行や管理組合等)が任意売却を行う事を認めてくれない

任意売却を行うには、債権者の許可、同意が必要です。
債権者が任意売却の許可、同意を、そもそもしてくれない場合があります。
してくれない場合というのは、そもそもその金融機関が任意売却自体を取り扱っていない、金融機関に対して暴言や威迫等の行為を行い、著しく心象を損なうといった経緯があるといった場合です。住宅ローンを借りた銀行が、そもそも任意売却を許可しない銀行の場合は、行う事が出来ません。
※知識と経験があれば、債権者がどの金融機関かを聞くだけで、許可や同意をもらえるかはある程度判断する事が可能です。

◼️所有者(共有者)または連帯保証人・連帯債務者の同意が得られない

任意売却に限らず、不動産を売却する場合は、必ず所有者(共有者)全員の同意が必要です。したがって所有者(共有者)の同意を得られない場合や、連絡が取れない場合は、売却を行う事は出来ません。また、連帯債務者や連帯保証人に関しても原則同意が必要です。(※例外あり。詳しくはお問い合わせ下さい)
また、上記関係者と連絡が取れたり所在が分かっていても、本人に意思判断能力がない場合は、しかるべき手続きを取らなければ売却を行う事が出来ません。
※意思判断能力が無い場合(認知症や痴呆症等)は、手続きに時間を要しますので、早めに動く事が必須となります。


◼️購入者が見つからない(販売価格が高過ぎる・需要がない・瑕疵⦅雨漏りや傾き等⦆がある等)

任意売却の場合、販売価格を決めるのは、任意売却の許可、同意をした金融機関(銀行や管理組合等)となります。決められた販売価格が、相場と比べて不当に高いケースが稀にあります。この状況において、債権者が適正な価格に引き下げをしてくれないと、厳しい状況となる場合があります。
また、価格は適正であったとしたも山奥の不動産等、購入希望者がおらず需要がない場合も厳しくなります。
雨漏りや土地の傾き等に関しても、修復や修繕が困難な場合は、購入者を見つけるのに時間を要するケースが増えますので、スピードが必要と言えます。


どうでしょうか?
任意売却が出来ない場合によくある理由を、簡単にご紹介させていただきました。細かな所ではこの他にも言い出せば沢山あります。
少しネガティブな内容になってしまいすみません。(;^ω^)

あくまでもこういったケースがあり、任意売却は必ず出来るものではなく、任意売却が出来ない可能性もあるという事だけ知っていただければと思います。




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