皆さん、こんにちは

雨の日が続きますね。大雨による災害も起こっており、関西も他人事ではありません。自然を甘くみないように、早め早めの行動を心掛けたいと思います。皆様もお気をつけください。

今回は、Ｓさん（５０代・男性）からのご相談内容を、ご紹介させていただきます。

Ｓさんご自身の事ではなく、ご実家のことでご相談がありました。ご実家は福岡県にあり、数年前にお母様が亡くなられ、今はお父様がお一人で住んでおられます。
Ｓさんは大阪府にお住まいで、妹さんが広島県に住んでおられます。

住宅ローンは完済しており、年金を貰っているので、特にお金の事で問題はないだろうと思っていたそうです。
ところが、ご実家近くに住んでいるご親戚から電話があり、「お父さんが、うちにお金を借りに来たけど、何か聞いているか」と言われたそうです。

お父様がお金に困っていると聞いていなかったＳさんは、慌ててお父様に電話をかけたそうです。

お父様は「病院代とかかかって、お金が足りなくなった」とおっしゃったそうですが、疑問に思ったＳさんは、更に問い詰めたところ「年金では足りなくなったんや！」と逆ギレされたそうです。電話では埒が明かないと思ったＳさんは、ご実家に帰ったそうですが、それでもなかなか本当のことは言ってくれなかったそうです。ようやく重い口を開いて出た言葉が「賭け事で借金が出来た」でした。

ご実家には１年に１回ぐらいは帰るようにはしていたそうですが、賭け事をしているのは、全然気づかなかったそうです。
そのうえ、既に借金をしており、税金の支払いも遅れがちだということを知り、かなりショックを受けたとおっしゃっていました。
借金と滞納している税金を合わせると、Ｓさんと妹さんが全額を一括で支払える金額ではなかったそうです。

Ｓさんも妹さんも、福岡県のご実家に戻る予定はないので、希望としては「実家を売却し、そのお金で借金を返済し、自分か妹が父親を引き取る」でしたが、まだどちらが引き取るかも決まっておらず、お父様の気持ちも聞いていないとのことでしたので、リースバックのご説明もさせていただきました。

リースバックがあることを知ったＳさんは「その方法だと、父親がそのまま住み続けられるのでいいですね。でも、本当にそれがいいのか、妻や妹と相談したい」とおっしゃいましたので、後日結果をお電話いただくことで、その日の面談は終了しました。

１０日後、Ｓさんからお電話がありました。Ｓさんは「税金の遅れている分は、先日私の方で支払いました。父も反省しているようでしたので、私と妹が援助をしていけば何とかなるだろうと思う反面、一人でいる限り、賭け事を辞められないと思うので、早いうちに引き取った方がいいのか…正直言って迷っています」「妹が引き取っていいと言ってくれているんですが、父はずっと福岡に住んでいるので、今更他の土地に行っても馴染めない可能性もありますし」「リースバックのお話を聞いて、それも一つの方法だとは思ったのですが、賭け事が辞められないと、家賃が支払えないということも出てくるかもしれませんし…」と、かなり悩んでおられました。

結局、結論が出なかったので、売却もしくはリースバックをしようと決めた時、もしくはまた何か心配事やご質問があれば、お電話をいただくことで、お話は終わっています。

今回のケースのように、ご実家に関するご相談も多いです。ご家族にとって何が一番いいのか、一緒に悩み、ご提案をさせていただいています。
ご実家の事で、心配なことがある方は、弊社までご相談ください。

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