皆さん、こんにちは

関西は晴天が続いていますね。
事務所から見える木々も、葉が青々と茂り、太陽の光にきらきらと輝いています。
梅雨を前に夏がやってきたような暑さですが、暑さに負けずに業務に取り組みたいと思います！

突然、母親からの電話

今回は、自分の家のことではないご相談を受けたケースをご紹介させていただきます。

兵庫県にお住いのＨさんは、ご実家のお母様から「固定資産税がたまっているので、お金を貸してほしい」と電話があったそうです。どれぐらいの金額を貸してほしいのかと聞くと、「数万円でいいから貸してほしい」と言われたそうです。

数万円ぐらいならとＨさんはすぐにお金を渡したそうですが、その後、心配になってもう一度実家に行き、詳しい話を聞いたところ、すでに滞納額はかなりの金額になっており、Ｈさんが渡した数万円を納付したとしても、滞納が解消される金額ではありませんでした。
 

一人暮らしのお母様に何が起こったのか

約１０年前にお父様が亡くなってから、お母様は一人暮らしで、Ｈさん達兄弟も何かと気にかけてはいたそうですが、まさかこんなにも固定資産税を滞納しているとは思っていなかったようです。

どうしてこういう事になったのか、お母様に聞いたところ、カードで買い物をしたり、旅行に行ったりしており、そちらの支払いを優先的にしているうちに、固定資産税の支払いが後回しになってしまい、気づいたらかなりの額に膨れ上がってしまっていたとのことでした。

弟さんとも話をしたそうですが、それぞれ自分たちの生活をするのに精いっぱいで、兄弟力を合わせても、滞納額を全て支払うのは無理との結論が出たそうです。かといって、お母様の窮状をそのままにしておくこともできず、ご相談の電話をかけてこられました。

解決までの流れ

お電話をいただいてから約１週間後に、当社まで、Ｈさんとお母様に足を運んでいただき、じっくりとお話を聞かせていただきました。

Ｈさんのお母様の場合、住宅ローンの支払いはすでに終えており、ご実家はお母様が一人で暮らすには広すぎるのと、兄弟の誰かがご実家に戻る予定もないことから、任意売却でご自宅を売却し、売却したお金で滞納していた固定資産税をすべて支払い、残ったお金でＨさんの家の近くに、アパートを借りて住むことになりました。

今回の場合は、お母様が「ＳＯＳ」のサインを出したので、何とか解決が出来ましたが、誰にも言えずに苦しんでいる方もいらっしゃると思います。

お金のことは身内であっても、相談しづらいことかもしれません。
「何か隠しているのかな」と感じたら、自分の方から声を掛けてあげてみてください。

 

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